スティッキービット

スティッキービットとは

/tmpディレクトリのアクセス権を「ls -l」コマンドで確認すると次のようになっています(例)

$ ls -l
drwxrwxrwt 10 root root 1024 Jul 8 16:00 /tmp

その他のユーザーの実行権が「t」になっています、これがスティッキービットです。

スティッキービットが指定されたディレクトリでは、書き込み権限はあっても、自分以外のユーザーが所有するファイルを削除することはできません。

/tmpディレクトリはどのユーザーも書き込みが可能になっていますが、スティッキービットが設定されていることにより、自分以外のユーザーが作成したファイルを削除することはできなくなります。

スティッキービットを数値で表記する場合には、3桁のアクセス権表記に1000を加えます。

次のコマンド例は、sampledirディレクトリにスティッキービットを設定しています。

chmod 0+t sampledir

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