インスタンス

インスタンスとは

「インスタンス」とはクラウド上の仮想的なLinuxマシンのことです。昨今Linuxサーバは仮想環境で運用されることも多くなっています。

物理的なサーバにLinuxをインストールして利用するより、クラウドサービス上の仮想的なLinuxマシンである「インスタンス」を利用することが一般的になってきています。

クラウドサービスのメリットは、物理サーバを準備するよりも素早くインフラを整えたり、CPU・メモリ・ストレージ容量などのリソースを簡易に拡張できることです。

クラウドサービスの主な構成要素を分類すると、IaaS(OS、ハードウエア、ネットワーク)、PaaS(ミドルウエア、OS、ハードウエア、ネットワーク)、SaaS(アプリケーション、ミドルウエア、OS、ハードウエア、ネットワーク)に分類できます。

IaaS上で提供される個々の仮想マシンも「インスタンス(instance)」とも呼ばれています。
インスタンスはソフトウエア的に構成されたコンピューターと考えてよいです。

インスタンスはあらかじめ用意されたテンプレート(OSイメージ)から作成されます。

物理的なサーバへのLinuxインストールには十数分以上かかりますが、IaaS上のインスタンスはOSイメージを元に作成されるので、数十秒程度で作業が完了します。

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