システムクロック・ハードウエアクロック

システムクロックの設定について

コンピューターの時刻が不正確だと、メールやログなどに記載される日時も不正確になってしまいます。システムの内部時計の調整は必須です。

システムクロック・ハードウエアクロック

コンピューターにはハードウエアとして内蔵された時計「ハードウエアクロック」が組み込まれています。ハードウエアクロックは電源がOFFの状態でも、取り付けられた電池で動作します。

Linuxには、ハードウエアクロック以外にもカーネル内に存在する時計があります。この時計が「システムクロック」です。

システムクロックは、Linux起動時にハードウエアクロックを参照に設定されます。起動時はハードウエアクロックを参考にしますが、起動後は別々に動きます。そのため、起動後は時間の経過に伴い、ハードウエアクロックとシステムクロックで誤差が生じます。

date コマンドでシステムクロックを参照にした現在時刻を表示することで、状況確認できます。

date コマンドの書式

システムクロックを参照にした現在時刻を表示します

$ date

rootユーザーでシステムクロックを変更する場合のコマンド書式

# date [MMDDhhmm[[CC]YY][.SS]]
MM
DD
hh
CC 西暦の上2桁
YY 西暦の下2桁
ss

下記は2018年12月10日20時を設定する場合のコマンド例です

# date 121020002018

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