ユーザー・グループの管理
Linuxは、複数のユーザーが同時に利用な「マルチユーザーシステム」です。利用できるユーザーの情報はテキストファイルで保存されています。グループの設定情報は「/etc/group」ファイルに保存されます。
グループ情報・/etc/passwdについて
例
staff:x:1002:linux,lpic
staff | グループ名 グループの名称が格納される |
x | グループパスワード グループメンバー用のパスワードが格納される 現在はシャドウパスワードが使用されているので「x」が表示される |
1002 | GID(グループID) グループを識別するためのIDが格納される |
linux,lpic | グループメンバー このグループをサブグループにしているユーザーのユーザー名が格納される 複数のユーザーが属している場合は「,」で区切って並べられる |
上記の例は、グループ「staff」にユーザー「inux」「lpic」が所属している。
グループ割り当てについて
グループ割り当ては「一般ユーザーをすべて特定のグループに所属させる」場合や、「ユーザーアカウントを作成するごとに専用のグループを作成し割り当てる」場合、などディストリビューション毎にことなる。
プライマリグループ、サブグループ
ユーザーは複数のグループに所属できます。
ユーザーの基本となるグループが「プライマリグループ(基本グループ)」、プライマリグループ以外の参加グループが「サブグループ(参加グループ)」です。
ファイル・ディレクトリを作成時にデフォルトで適用される所有グループがプライマリグループです。ユーザーのプライマリグループの確認は、/etc/passwdファイルのGIDフィールドから行います。