FHS(FILESYSTEM HIERARCHY STANDARD:ファイルシステム階層標準)
FHSとは
Linuxのファイルシステムの構造は、FHS(Filesystem Hierarchy Standard:ファイルシステム階層標準)として標準仕様が定められおり、主要ディストリビューションはFHSをサポートしています。
ルートファイルシステム
「ルートファイルシステム」は、ルートディレクトリと同位置のディスクパーティションに含まれるファイルシステムです。システムのブート時にマウントされる全てのファイルシステムの頂点で、Linuxのディレクトリ階層の最上位です。
ルートファイルシステムには以下ディレクトリを必ず含める必要があります。
/bin |
/sbin |
/etc |
/dev |
/lib |
/bin
一般ユーザーでも実行可能な基本的なコマンドが配置される。pwd,cp,chmod,catなどが該当する。
/sbin
rootユーザーが実行可能なシステム管理に必須のコマンドが配置される。下記該当例。
- shutdown
- ifconfig
- reboot
など
/etc
システム・アプリケーションなどの設定情報、スクリプトファイルなど配置される。
/dev
DVD-ROM・ハードディスクなどのデバイスファイルなどが配置される。
/lib
共有ライブラリ・カーネルモジュールなど配置される。/bin、/sbinに配置されたコマンドが必要とするライブラリが配置される。
バージョン情報
2021年1月時点の最新バージョン | 3.0 |