ディスプレイマネージャー
ディスプレイマネージャーは、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)上にログイン画面を表示し、ユーザー認証を行うソフトウエアです。
以下、ディスプレイマネージャーの一例です。
ディスプレイマネージャー名 | 採用されるデスクトップ環境 |
XDM(X Display Mannager) | X.Org標準 |
GDM(Gnome Display Mannager) | GNOME |
SDDM(Simple Desktop Display Mannager) | KDE Plasma |
LightDM | Ubuntu |
デスクトップ環境が複数インストールされている場合、ディスプレイマネージャーで切り替え可能です。
GUIをインストールした環境のデフォルトのログインがCUIの場合、システム起動時に自動的にディスプレイマネージャーが有効になるよう設定する必要があります。
システム起動時にディスプレイマネージャーを有効にする設定方法
設定方法の一例を紹介します。「LigthDM」で設定する場合は以下コマンドを実行します。
# systemctl enable lightdm.service
その他のグラフィカルデスクトップ
ウィンドウマネージャ
Xの外観を制御するソフトウエア。ウィンドウの外側、メニュー、アイコンなど提供するXクライアントです。
Xサーバのみでは作業環境として機能しないため、ウィンドウマネージャは必須です。
ウィンドウマネージャは環境によって、全く別のOSかのようにUIが変更される可能性があるので、環境を変える際は注意が必要です。
ウィンドウマネージャの一例
下記、ウィンドウマネージャの代表例です
ウィンドウマネージャ名 | 概要 |
twe | 最小限の機能を備えた、基本的なウィンドウマネージャ |
FVWM | シンプルで軽快さがウリのウィンドウマネージャ |
Enlightenment | 高度なカスタマイズが可能なウィンドウマネージャ |
Metacity | GENOME2の標準ウィンドウマネージャ |
Mutter | GENOME3の標準ウィンドウマネージャ |