AT(アクセシビリティ)
AT(アクセシビリティ)
AT(アクセシビリティ)は「ユーザー補助機能」全般を指します。多くのユーザにとってGUIの方が、CUIより使いやすいと思います。しかし、障害のある人は必ずそうとは限りません。
Linuxには、障害を持つ人をサポートする様々なソフトウエアがあります。このような技術を「AT(アクセシビリティ・Assistive Technology)」と呼びます。
ATの設定
障がい者の人がマウス・キーボードを扱いやすいようにする機能が「キーボードアクセシビリティ」です。
「設定」→「ユニバーサルアクセス」でアクセシビリティを設定します(Ubuntuの場合)。
AT 主な項目
スティッキーキー(固定キー)
「Lキー・Ctrlキーを同時に押す」のような、キーを複数同時に押す操作が困難な人もいます。「スティッキーキー」を有効にすると、他キーを押すまでの間、修飾キー(Shift、Alt、Ctrl、Metaなど)が押された状態にできる。
スローキー
キーを正確に入力できないユーザーのため、キー押下を認識する時間の調整や、キー押下に合わせビープ音をならすなど設定できる。
バウンスキー
同じキーを誤って連続で押した場合も「連続した入力とみなされない」ように設定できる。押し続けたり、素早く何度も押したりした場合の入力を無視するなども設定できる。
トグルキー
CapsLockキー、NumLockキー、ScrollLockキーを押して機能が有効なると、キーボードのLEDランプが点灯します。点灯しているのを認識するのを難しいユーザー向けの機能で、LEDランプがオンになった際にビープ音が1回鳴ります。オフ時にはビープ音が2回鳴ります。
マウスキー
マウスを扱うのが難しいユーザー向けの機能。マウス代わりに、テンキーでマウスポインタの移動や、クリック操作が可能になる機能です。