タイムゾーン
タイムゾーンは、地域ごとに区分された標準時間帯のことです。
標準時は地域ごとで異なります、日本はグリニッジ標準時(協定世界時:UTC)より9時間早いです。アメリカ東部・西部のように一国内で分かれる事もあります。
タイムゾーン情報は、「/usr/share/zoneinfo」ディレクトリ配下のバイナリファイルに格納されています、下記コマンドで確認します。
ls /usr/share/zoneinfo/
システムで利用するには
タイムゾーンをシステムで利用する際は、/usr/share/zoneinfo ディレクトリ内のファイルを、/etc/localtime にコピーし、設定します。
タイムゾーンを日本に設定する例です。日本のタイムゾーンは /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyoです。下記コマンドを実行します。
# cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
下記コマンドでシンボリックリンクを作成する方法もあります。
# ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
他にも、下記コマンドで環境変数TZで設定する方法もあります。
$ export TZ="Asia/Tokyo"
全ユーザーで同じ値を利用するには、/etc/tomezone ファイルに「Asia/Tokyo」を設定します。